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機種 | JEOL JXA-8800(4ch 波長分散型) |
分析元素 | SiO2, B2O3, TiO2, Al2O3, Cr2O3, FeO, MnO, MgO, NiO, CoO, CaO, SrO, BaO, Na2O, K2O, P2O5, ZnO, La2O3, ZrO2, CeO2, Cs2O, Nd2O3, MoO3, PdO, Rh2O3, RuO2, 当研究室で標準試料を準備し、定量分析の実績のある成分です |
測定原理 | Arガス |
設置場所 | 国際資源学部1号館 |
最小1μmまでの微少領域の定量化学分析をするための装置です.二次電子像や反射電子像で微細組織の観察もできます.ガラス材料のような均質試料の分析にはXRFよりもEPMAの方が分析試料の準備が容易で標準試料による校正も簡便です.また,岩石中の鉱物試料の化学組成分析にも使用されます.天然の岩石試料や相平衡実験試料の組織観察と化学分析をこの一台で同時にすることができます.
熱量計検出器
放熱板付きの投入管とフランジはそれぞれ銅の丸棒から削り出しで形成されており,ハンダで接合してあります.ガラスの二重容器の内側には脱泡した蒸留水と水銀が充填されており,水銀で埋められたガラス管が挿入されています.検出器の上方には加熱炉からの輻射を遮断するためのシャッターが二ヶ所に取り付けてあります.測定時には投入管の末端をドライアイスで冷やして放熱板に氷を形成させます.
水銀の満たされたガラス管が三重に取り囲んでいるのは,熱量計の中に取り込まれる水銀を0℃でプレクーリングするためです.投入管とシャッターはすべて真空シール構造で真空引きとガス置換が可能です.熱量計内部の結露を防ぐ目的で,測定はAr雰囲気で行います.