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 岩手火山バーチャル巡検

&size(20){''7.妙高岳中央火口丘''};~

#ref(iwt72.jpg,left,100%)
 妙高岳中央火口丘と御室火口の様子です.中央火口丘を取り巻くようにして,
御鉢めぐりができる登山道が整備されています.
 妙高岳中央火口丘の露頭の高さはおよそ30mで,3枚の溶岩から成ります.
 岩石はいずれも斜方輝石カンラン石玄武岩で,上の2枚の溶岩中のカンラン石
斑晶はイディングサイト化が著しく,一番下の溶岩が最も新鮮です.
 妙高岳中央火口丘の玄武岩の特徴は,周囲の発泡した黒色スコリア
とは対照的な灰白色を呈する緻密な岩石であるという点です.この色は
多量の斜長石斑晶とカンラン石斑晶の存在に起因しています.
(Plate4:[[薄片を見る>plate4]])

 妙高岳中央火口丘の周囲ではところどころ小さな噴気が観察され,
また御室火口内では硫黄の結晶を見つけることができます.

 さて,一通り観察したら,岩手山頂上で記念写真を撮りましょう.

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