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*示差熱天秤（Differential thermal analyzer, DTA） [#ja62e120]

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|測定物性|結晶，ガラス，メルトの相転移温度|
|温度範囲|室温-1200℃|
|雰囲気|空気中（雰囲気調整も可能）|
|機種|マック・サイエンス製 TG-DTA2000|
|履歴|2012年〜|
|設置場所|総合環境理工学部5号館 112号室|
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''　測定原理''
　参照試料（アルミナ）と測定試料をそれぞれ白金製の容器に入れて並列に設置し，加熱炉で昇温する．それぞれの容器の温度を熱電対で計測し，温度差と加熱炉温度の関係を記録します．ガラス試料がメルトに転移すると比熱が不連続に変化するため，温度差も不連続が観察されます．また，メルトの結晶化や結晶の融解のような一次の相転移では大きな発熱または吸熱が生ずるため，相転移の間は温度差が上または下に凸のピークを示します．
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検出器の様子．
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''　測定例''
ガラス試料に対するDTAの測定例です．試料AとCではガラス転移に伴うベースラインのズレが，試料Bでは結晶化による発熱ピークが観察されています．
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